リリース情報 (Pacemaker 1.1.7)


4. Support for advanced fencing topologies: eg. kdump || (network && disk) || power

fencing-topology という設定が追加されています。

High: Fencing: Implement support for advanced fencing topologies: eg. kdump || (network && disk) || power
High: fencing: Add the fencing topology section to the 1.1 configuration schema

リリースノートとChangesetの文面をみた感じだと、kdump、ネットワーク系STONITHとディスク系SOTNITH、電源系STONITH を複数組み合わせて設定できそうですね。
OR条件で設定したSTONITHのどれかは必ず成功させてみる!といった感じなんでしょうか。

Pacemaker 1.0系ではSTONITHにpriorityを設定して
1番目のSTONITHが失敗したら、2番目のSTONITHに挑戦、
2番目のSTONITHも失敗したら、3番目のSTONITHに挑戦
といった風に複数のSTONITHを順番に呼び出すことができたのですが
Pacemaker 1.1ではpriorityの設定ができなくなっていました。
fencing-topologyはそれにかわるものなのか!?
こちらも実際に動作を確認して、別冊あんどりゅーくんでご報告したいと思います。

新しく追加されたスキーマを見てみると、indexに順番が指定できそうな予感。


# vim xml/fencing.rng

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<grammar xmlns="http://relaxng.org/ns/structure/1.0"
         datatypeLibrary="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-datatypes">
  <start>
      <ref name="element-stonith"/>
  </start>
  <define name="element-stonith">
    <element name="fencing-topology">
      <zeroOrMore>
        <ref name="element-level"/>
      </zeroOrMore>
    </element>
  </define>
  <define name="element-level">
    <element name="fencing-level">
      <attribute name="id">
      <attribute name="target">
      <attribute name="index">
      <attribute name="devices">
        <data type="string">
          <param name="pattern">([a-zA-Z0-9_.-]+)(,[a-zA-Z0-9_.-]+)*
        </data>
      </attribute>
    </element>
  </define>
</grammar>



5. Resource templates and tickets have been promoted to the stable schema
6. Support for gracefully giving up resources depending on a ticket

この二項目はちょっとまとめちゃいます。
マルチサイトクラスタで使用する「チケット」の設定が導入されました。

High: PE: Support to make tickets standby for relinquishing tickets gracefully
High: Tools: crm_mon – Support to display tickets (based on Yuusuke Iida’s work)
High: Tools: crm_simulate – Support to grant/revoke/standby/activate tickets from the new ticket state section

マルチサイトクラスタとは、通常のクラスタ、例えばActive/Standby構成の二台のノードを含むクラスタが遠隔地(サイト)に複数設置されている環境のことです。
クラスタ内のノードはPacemakerで管理することができますが、遠隔地に設置されたサイト間は、クラスタチケットマネージャ、「booth」が管理します。
boothは「チケット」と呼ばれる属性をサイトに発行します。
チケットを持っているサイトだけがサービスを起動することができるので、遠隔地間でサービスが二重起動しないように制御することができます。
なお、自動切り替えのためには3サイト以上必要です。
2サイトの場合は手動での切り替えとなります。

また、crm_monコマンドでチケットの情報が表示されるようになっています。
crm_simulateコマンドもチケットに対応したようです。

booth のソースコードはこちらからダウンロードできます。


7. その他

As per our release calendar, the next 1.1 release is planned for mid-July.

今後の計画としては、Pacemaker 1.1.8 を7月中旬にリリースする予定です。

Packages for all current editions of Fedora have been built and will be appearing shortly in the update channels.
Other distributions will follow when their schedules allow it.

Fedora用のRPMパッケージはまもなく開発用のリポジトリからダウンロードすることができるようになるはずです。
その他のディストリビューションに関しては、それぞれのリリーススケジュールに従って配布されます。

The source tarball (tar.gz) is also available directly from GitHub.

ソースコードのtarボールはGitHubからダウンロードすることができます。

General installation instructions are available at from the ClusterLabs wiki.

インストール手順などはClusterLabsのWikiページを参照してください。

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