5 / 512345

新STONITHプラグイン eject をリリース!

皆さんPacemaker使っていますか~?

PacemakerのようなHAクラスタを構築する上で注意しないといけないのがスプリットブレインですよね。PacemakerにはIPMIのように電源を制御できるハードウェアがサーバに搭載されていると、それを使用してスプリットブレインを回避できますが、安いPCにはそんなハードウェア搭載されてないよ!っていう人も多いと思います。

そんな人向けに、特殊なハードウェアを必要としないSTONITHプラグイン “eject” を本日 2011年4月1日にリリースしました!!
本プラグインはスプリットブレイン時に、光学ドライブを開閉させ対向ノードの電源ボタンを押すことで、STONITHの機能を実現します。

本プラグインを使用するには以下の条件が必要になりますのでよーく読んでくださいね。

使用条件

電源ボタンが搭載されていて、カバー等で覆われていないこと
光学ドライブが搭載されていること

光学ドライブのモータ駆動力が弱いと使用できません

2台のPCを向かい合わせで設置できること
BIOSで電源ボタン長押しじゃなくても、PCを再起動もしくは電源OFFできるように設定できること
PCの設置位置を微妙に調整できる繊細さを持っていること

なお、ハードウェアの制約により以下のことは実現できませんのでご注意。

制約

電源OFF、再起動、電源ONを使い分けることはできません
動作結果の確認はできません

ejectできればかならずSTONITHが成功したとみなします

フェイルオーバ後、PCの位置を調整し直す必要があります

インストール方法

インストール方法はいたって簡単。ダウンロードした”eject“を展開後、以下のディレクトリに配置するだけです。

32bit環境の場合

/usr/lib/stonith/plugins/external/

64bit環境の場合

/usr/lib64/stonith/plugins/external/

ファイルのパーミッションは755(rwxr-xr-x)を設定してください、

本プラグインで必要なパラメータは “hostname”のみです。対向ノードのホスト名を設定してください。

本日は2011年4月1日です (^ ^)
使用は自己責任でお願いします。動作報告はメーリングリストまでお願いします。

参考資料

エアコンをリモート操作する仕組みを作った
遠隔操作でハムスターを暑さから救おう!2.0

Presented by eject . . . → Read More: 新STONITHプラグイン eject をリリース!

月刊あんどりゅーくん(4月号)

暖かくなってきたので「月刊あんどりゅーくん」はじめました。


Linux-HA 関連のメーリングリスト、リポジトリの更新情報を日々ストーキングしつつ
これは!というおもしろネタをご紹介いたします。
まずは、ほぼ月一更新を目指します。
寒くなったら冬眠します。
ちなみに中の人は絶賛募集中です。
現在、ボットが某情報収集コードに従って作戦実行中であります。


で、そもそも、「あんどりゅーくん」とはなんぞや?
「あんどりゅーくん」とは、Pacemaker の開発者 Andrew Beekhof(Red Hat) のことです。
Heartbeat から Pacemaker が飛び出しちゃったよわっしょい!の火の元だったりとか
メーリングリストの回答があまりにもそっけないとかで
ちょっと付き合いづらい人なのかなあと思っていましたが
実際お会いしてみると意外にお茶目な方でした(右斜め上参照)。


なお、PacemakerでHA環境を構築するためには、他にも必要なコンポーネントがいくつかありますが
それぞれの主要メンバはこちら。

  • Clueter Resource Agents/Reusable Cluster Components

Dejan Muhamedagic(Novell) … メーリングリストの回答が超やさしい。唯一の癒し系。
Florian Haas(Linbit) … たまに日本に来てる。すごい親切なんやけどマシンガントークは勘弁な。
Lars Ellenberg(Linbit)

  • Heartbeat

上に同じ。一応、Linbitメインな感じ。

  • Corosync

Steven Dake(Red Hat) … 声ちっさい。

  • Python GUI

Yan Gao(Novell)

  • Hawk(HA Web Konsole)

Tim Serong(Novell) … 会ったことはあるというか見たことある。けどどんな人かよく覚えていない。。。

  • DRBD MC

Philipp Reisner(Linbit)

  • 上記の荒ぶるメンバをたばねつつ、HAの未来を占う人。

Lars Marowsky-Bree(Novell) … LMB。キホン黒づくめ。


LMBとFlorianの議論が熱くなりすぎて周りがドン引き、そこにAndrewが「もういいじゃーん」てな感じで
仲介に入るイメージで大体あってます。

Lars,Yan,Philippはお会いしたことないのでノーコメント。
あれ?Dejanも会ったことないけど。。。まあよかたい。


以上がいわゆる本家な方々です。
日本サイドでは、ksk_haさんがPacemakerのバックポートなどを担当しています。

あとですね、セミナーや勉強会でたまにご質問をいただくのですが
Pacemakerの応援キャラクター、かなちゃん、かよちゃん、ぺーちゃん、ころちゃんは本家公認です!
2010年11月にボストンで開催された「Linux Plumber Conference」で
minky0さんから上記主要メンバにクリアファイルをお渡ししていただいています。

最近、デビューしたドロシーちゃんとビアンカちゃんはDRBDの応援キャラですが
こちらはLinbit公認なのかどうかボットにはよくわかりません。

DRBDのおもしろネタについては、ttkzwさんが「月刊ふろーりあんくんはやりたいなぁといつも思いつつ。」
とつぶやいていらっしゃるので、もう少し暖かくなったら「月刊ふろーりあんくん」もはじまるのではないかと思われます。


では、いよいよ本題です。


今回は下記2項目をご紹介します。
(1) リリース/アナウンス関連
(2) バージョン互換情報


OSごとコピーしてLinux-HA環境作りTai!

ネタが古くてすみません橘べるちぇです。

今回は、各所でちらほら出ているもので、仮想環境なんかでLinux-HAを組むときに、稼働系1ノードをとりあえずインストールして、それをコピーして待機系にしたいなんて話をしてみようと思います。

目的

仮想環境で1ノード作ってそのディスクイメージをコピーしてHA化したい!
がんがん金太郎飴方式にノードを増やせるようにしたい!
OSのインストールは最近すぐ終わるようになったけどやっぱりめんどい!
UUID重複して怒られちゃったのどうやって対処したらいいの!?対象方法知りたい!
黒髪ロングストレート最高!

以上のことを実現する方法をちょっと試してみたので今回ここでご紹介します。

動作環境

OS : CentOS5.5
Heartbeat3.0.4+Pacemaker1.0.10 (Linux-HA Japanのリポジトリ使って☆)
仮想環境(VMWare または VirtualBox 等)
NIC: eth0をサービス系、eth1を監視用として使う

今回はOSごとコピーするので、ディスクイメージを簡単にコピーできる仮想環境でやります。今回私はVirtualBoxの仮想アプライアンスのエクスポート・インポート機能を使ってみたかったのでそれでやりました。

稼働系のインストール

説明することはございませんw Linux-HA Japanで公開されているリポジトリで簡単にインストールしちゃってください。

新谷良子ちゃんの声をききながらDRBD-MCでインストールしてもOKです。オススメです。

待機系の準備

VMWareだと.vmdkファイルをコピー、VirtualBoxだと仮想アプライアンスとしてエクスポートしてインポートしたりして稼働系と同じものを作ります。

同じ環境が起動したら、ホスト名とIPアドレスだけ変更します。

▼変更するファイル

/etc/sysconfig/network
/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth1

networkはホスト名のところと、ifcfg-eth1はIPアドレスのところを変えてください。

変更ができたら再起動して先ほどの稼働系のOSも一緒に起動しちゃいます。起動できたらPINGなりでネットワークが疎通しているかどうかの確認をしてください。オチとしては仮想環境の設定ミスっててPINGが通らなくておかしくなっていることが多いです。

ぶつけてみる

はい。じゃここまでできたら、Heartbeatを両ノードで起動してぶつけてみましょう(笑)

事象を確認することって重要ですよね。ぶつかるとどういう症状になって、どういうログが出るかを確認しておくと今後の役に立つと思います。すんごい沢山ログが吐かれるので覚悟してください。

……

はい。ぶつかって後から起動したほうまたは両ノードが再起動されちゃいましたね。

これはこのクラスター環境が保有しているUUIDが同一だからです。ホスト名は違う、でもUUIDは一緒…。Heartbeatは下のような会話をします。

HA1のHeartbeat:「おーおー、HA2やんけ。これからなかよくしてなー。携帯電話の番号(UUID)交換しようや」

HA2のHeartbeat:「いやーHA2さんどうもです。こちらこそよろしくなのですよ。あ、これボクの携帯(UUID)」

HA1のHeartbeat:「あ?おまえこれうちの携帯番号やん。」

HA2のHeartbeat:「え?マジこれボクの携帯番号じゃん」

HA1のHeartbeat:「じゃんって言うなや。」(ログの出力)

HA2のHeartbeat:「いや関西弁とか無理なんですけど」(ログの出力)

HA1のHeartbeat:「わしが先輩や、その番号はわしのだー。氏ねやボケが」(再起動命令)

HA2のHeartbeat:「そ、そんな…」(再起動)

簡単に言うとこんな感じです。

じゃ、HA2のHeartbeat君の電話番号(UUID)を変えればいいということになりますね。

UUIDの生成

これ結構聞かれていたので、橘べるちぇ的やりかたでご紹介します。Heartbeatのソースを眺めていたら普通にUUID作ってるだけっぽいので、uuidgen使いますw

[root@ha2 . . . → Read More: OSごとコピーしてLinux-HA環境作りTai!

DRBD-MCを使って10分でクラスタを組もう(動画デモ)

DRBD-MCと言うGUIツールがあります。

※参考:

Linux-HAをGUIで管理「DRBD Management Console」

これを使って、サーバー2台でDRBD+Pacemaker クラスタを実際に10分と少しで、構築してみました。

動画は、ころちゃんが案内してくれますよ。

画像が小さいと思われる場合、こちらで:HDなので、文字もきちんとみれます。

http://www.youtube.com/watch?v=FXgTBjkR9vA

デモは、仮想環境上で実施していますが、だいたい、こんな構成です。

OS:CentOS5.5 最新版

DISK:40GB  事前に、20GBのroot、4GBのSWAPと、16GBの空白ボリューム

(FDISKを忘れずに)

NIC:3ポート (うち2ポートはインターコネクト用)

DRBD-MC  0.8.12  (http://oss.linbit.com/drbd-mc/ よりダウンロードしてください)

Oracle Java およびそれの動作する環境(本デモでは、Windows7上で実施しています)

本家Linbitの構築デモ(英語) Using DRBDMC . . . → Read More: DRBD-MCを使って10分でクラスタを組もう(動画デモ)

最新のDRBDを使ってみなイカ?

橘べるちぇです。こんにちわ。

この度、DRBD8.3.10rc1が公開されていたので、ソースからコンパイルして使ってみようと思い立ち、そういえばDRBDのコンパイル方法とか記事が無いなぁ…と思ったのでここに公開することにいたしました。

みなさんも、最新のDRBDを使ってみましょう。

あ、ちなみに今回のこの記事ではRPMを作ります。なので開発環境用意してRPM作ってそれをもって別のシステムにインストールするなんていうような感じでやってみてください。

動作環境

もうお約束のCentOS5.5(final)の32bit版を使います。(仮想環境でやったので32bit版なの許してください。)DRBDのバージョンはLINBIT社から公開されている、8.3.10rc1を使います。

仮想環境は、VirtualBoxを使っています。構成としては開発環境1台、ミラーリング環境をインストールする2台の計3台にCentOS5.5をインストールしてためしてみました。

コンパイル環境を整える

開発環境に、コンパイルに必要な環境をインストールします。

# yum install rpm-build gcc libtool automake autoconf kernel-devel
# yum install . . . → Read More: 最新のDRBDを使ってみなイカ?

OSC2010 Tokyo/Fall セミナー資料公開

無事OSC 2010 Tokyo/Fall を終えました。ご来場ありがとうございました。

今回は多くの人にPacemakerをより知ってもらおうと、HAクラスタという地味な分野にもかかわらずPacemakerネタだけで2セッションも講演させていただきました。興味持って聞いてくださった方ありがとうございました。

早速ですが、オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall で行ったセミナーのスライドを公開いたします。

2010/09/10  Pacemakerを使いこなそう!~HAクラスタで止まらないサービスを~ (松尾 隆利)

スプリットブレイン・クォーラム・STONITH 等

2010/09/11  . . . → Read More: OSC2010 Tokyo/Fall セミナー資料公開

@ITにPacemakerの記事が掲載されました。

@ITさんにPacemaker+DRBDによるLinux-HA環境の記事が掲載されました。

@IT「体験! . . . → Read More: @ITにPacemakerの記事が掲載されました。

Linux-HAをGUIで管理「DRBD Management Console」

DRBD Management Consoleとは?

DRBD Management Console(以下:DMC)は、LINBIT社が開発してオープンソースソフトウェアとして公開しているLinux-HAのGUI管理ツールです。Javaで組まれているため、JREが導入されていれば、Windows、Mac、Linux等、様々なプラットホームで動作します。

何ができるの?

Linux-HA環境が構築されている環境に外部からアクセスして管理することができます。DMCはSSH経由で各サーバの状態を取得したり管理コマンドを発行するため、SSHで各ノードにアクセスできることが使用条件となります。なので、HA環境を組んでいるノードにエージェントのようなソフトウェアを導入しなくても使用することができるのでインターフェースにさえ慣れてしまえば便利に使うことができます。

開発途上のため、できることに制限はあるものの、クラスタ環境の管理、設定の追加・変更・削除、アクティブサーバの切り替え等、ちょっと使う分には問題無い程度に使用できます。

まずはダウンロードして動かしてみよう

LINBIT社のOSSダウンロードページ( http://oss.linbit.com/drbd-mc/ )からソースやjarファイルがダウンロードできます。セキュリティに厳しいOSを使っている場合「どこからダウンロードしてきたJarファイルかわかんねーもん動かせねぇよ」とエラーを吐かれる場合がありますが、その場合はセキュリティレベルを落とすなり、root権限でコマンドラインから動かすなりどうにかして動かしてください。Jarファイルをダウンロードした場合には、以下のコマンドで起動できます。(できるはず)

注:OpenJDKでは画面がフリーズすることがありますので、Oracle JDKを使用してください。

# java -jar  DMC-0.7.9.jar
インターフェースは慣れが必要

DRBD . . . → Read More: Linux-HAをGUIで管理「DRBD Management Console」

PacemakerとDRBDでサーバー構築してみよう(動画デモ)

オープンソースカンファレンスの展示でも実施していますが、

PacemakerとDRBDを組み合わせてサーバーを構築する際の手順を動画にしてみました。

CentOS5.5をベースに実施しております。

一部省略しておりますが、2台のマシン(仮想マシンでも可)で、簡単に高信頼な仕組みを構築できちゃいます。

何かご質問がありましたら、Linux-HA JapanのMLまでよろしくお願いいたします。

※ Part2 の Pacemaker を crm コマンドで設定する箇所に間違いがあります。

. . . → Read More: PacemakerとDRBDでサーバー構築してみよう(動画デモ)

第1回やってみようLinux-HA「プロローグ」

はじめてのLinux-HA

みなさんはじめまして。はじめましてじゃない方はこんにちわ。橘べるちぇです。このコーナーはLinux-HAという小難しいよくわからないものを誰でも簡単に試してみることができることをモットーに、私橘べるちぇが考えていることをダダ漏れにしながらみなさんと一緒にLinux-HAを学習していきたいと思います。

HAクラスタを考える

HAクラスタって何でしょうか。皆さんの目的は一様にして「この可愛いキャラクターはなんだろう」疑問を持って…基、「サービスが落ちたら困る」という問題に対していろいろなソリューションを探してLinux-HAというものにたどり着いているのではないかと思います。

ではLinux-HAを導入したらサービスは落ちなくなるのか?という所ですが、それは断じてないとここでアピールしておきます。

Linux-HAってなんだろうなぁ…とたまに考える時があるのですが、HAクラスタって簡単に言うと「落ちたときにどうしようかね」というのを対処してくれるソリューションなんだと思っています。サーバが落ちる原因はいろいろあってハードウェア故障だったりソフトウェアのバグ踏んだり、宇宙から変な粒子が飛んできてそれの影響で落ちたりいろいろなんだと思います。想定できる問題っていうのはある程度想定してしまっているから「落ちる」という原因については100%想定外な事象なんだというのも感じています。

いざサーバが落ちたとき、HAクラスタ環境を導入していないと100%次の日なり気付いたときに対処を講じるまでサービスはダウンしてしまいます。HAクラスタを導入すると、その気付いたときに行う対処を60%くらいの確立で自動でやってくれて、40%分くらいサービスの復旧が早くなる。という程度で考えています。たったの60%?と思われるかもしれないですが、100%復旧しないということと、60%くらいの確立でサービスが自動復旧するということの差は天地の差があると思います。

業務で使用する場合も趣味で使う場合も、Linux-HAを導入した上でサービスダウンに対しての対応策は考えるべきであって、

自動的にサービスが復旧してくれた「ラッキー♪」

と思っているくらいが、重大な損害を出さないサーバ運用に繋がるものなんだと思います。業務で使う場合は「落ちないようにする努力」と「落ちたときちゃんと切り替わる努力」と「切り替わらなかった時でも対応できる準備」の3つの要素をちゃんと考えるようにしましょう。

「そんなこともあろうかと!」

と言える準備はしておくにこしたことないですよね。

. . . → Read More: 第1回やってみようLinux-HA「プロローグ」

5 / 512345