月刊あんどりゅーくん(12月号)


いつのまにか師走インしていますが、今月もリリース情報と知恵袋です。

リリース情報の大きな目玉は下記2点です。

  • Pacemaker 1.0.12のリリース
  • Cluster-glue 1.0.9のリリース

知恵袋ではIPaddr2 RAの裏技(?)をご紹介します。

1. リリース情報


1-1. Pacemaker 1.0.12

Pacemaker 1.0系の最新版がリリースされました!
後述のCluster-glueとあわせて、Linux-HA Japanではrpmパッケージの公開準備を行っています。
もうしばらくお待ちください。

主な変更点

cib: Call gnutls_bye() and shutdown() when disconnecting from remote TLS connections
cib: Remove disconnected remote connections from mainloop
対向ノードが停止した場合、そのノードからの接続を完全に切断します。

crmd: Cancel timers for actions that were pending on dead nodes
crmd: Do not wait for actions that were pending on dead nodes
対向ノードが停止した場合、そのノードで実行されていたactionがペンディング状態となる場合あります。

ノードが停止している場合は、ペンディング状態となったactionのタイムアウトを待たずに即時に次のactionを実行します。

crmd: Ensure we do not attempt to perform action on failed nodes
故障ノードでのactionの実行を抑止します。

PE: Correctly recognise which recurring operations are currently active
故障発生時にoperationが何度も呼び出されることがありますが
どのoperationがactiveであるのかを正確に判定できるよう修正されました。

PE: Demote from Master does not clear previous errors
Masterリソースがdemoteする際、もしかして故障履歴が削除されてしまっていた?(気づかなかったな…)
demote実行後も故障履歴が保存されるよう修正されました。

PE: Ensure restarts due to definition changes cause the start action to be re-issued not probes
start処理関連の定義が変更された際に、リソースを強制的に再起動するように変更されました。

PE: Ensure role is preserved for unmanaged resources
PE: Ensure unmanaged resources have the correct role set so the correct monitor operation is chosen

リソースのroleを保持することによってunmanaged状態でも正しい動作が得られるようになりました。

PE: Move master based on failure of colocated group
Master/Slaveとgroupに制約が設定されている場合、
groupの故障に伴ってMasterも移動することができるようになりました。

このチェンジセットで月刊あんどりゅーくん(11月号)で紹介したコノ動作が改善されています!

pengine: Correctly determine the state of multi-state resources with a partial operation history
故障によりoperationの履歴が保存されていないMaster/Slaveリソースの動作が改善されました。

PE: Only allocate master/slave resources once
Master/Slaveリソースの配置動作がループしないように修正されました。

Shell: implement -w,—wait option to wait for the transition to finish
crm shellにwaitオプションが追加されました。crm shellから実行されたコマンドが終了するまで待機します。

Shell: repair template list command
crm shellのtemplate listコマンドの動作が改善されました。

すべてのチェンジログはこちらから参照できます。

また、Pacmaker 1.0系がgithubのリポジトリへお引っ越ししました。
なお、最新版(Pacemaker 1.1系)のリポジトリはこちら


1-2. Reusable Cluster Components (“glue”) 1.0.9

Cluster-glue 1.0.9がリリースされました!

主な変更点

stonith: external/ipmi: add missing double quote
ipmiプラグインが実行できない症状を改善しました。

stonith: external/ipmi: add the priv parameter (ipmitool -L)
ipmiプラグインからipmitoolコマンドの-Lオプションが実行できるようになりました。

LRM: lrmd: set op status to cancelled for running monitor operations
リソースの移動を実行した後に、monitor処理が停止する症状が改善されました。
※ この症状は毎回発生するものではありませんがタイミングによっては
どのリソースでも発生する可能性があります。

ha_log: increase MAXENTITY size to accommodate long stonith strings
ログメッセージのヘッダーに含まれる文字数制限が拡張されました。

hb_report: improve destination directory handling (bnc#727295)
hb_reportコマンドのdestオプションにフルパスを指定する必要がなくなりました。
パスを指定しない場合は、hb_reportコマンドを実行したディレクトリにレポートが出力されます。

チェンジログはこちらからも参照できます。

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